慈恵医院

Contact Us

再生医療について

幹細胞治療について

再⽣医療とは、わたしたちの細胞が持つ再⽣⼒を活⽤して、傷ついた組織や失われた機能を元通りに戻すことを⽬的とした医療技術です。また、これまで治療が難しかったケガや病気の治療法へと応⽤できるよう現在も研究や開発がすすめられています。 再⽣医療の分野において重要な役割を持つのが幹細胞です。
幹細胞は、分裂して増殖する『⾃⼰複製能⼒』と、⾎管・⼼筋・⾻・脂肪など様々な細胞に変化する『分化能⼒』を持っています。

糖尿病・膵臓の再生療法について
糖尿病の治療は、分類及び進行の程度により、再生医療治療効果の個体差があります。
糖尿病症例:糖尿病合併症が発症し、足の壊疽、中耳炎、心筋梗塞、男性機能障害、手足のしびれ。
細胞注入前
幹細胞1回注入24日後
幹細胞1回治療49日
後幹細胞治療4か月後
【合計5回治療】
毛髪再生療法について
男性・女性の薄毛の悩みに、新しい治療法を提供します。
毛包の根元にあるバルジ領域と呼ばれる部位には、毛を作る「毛包幹 細胞」が存在し、細胞分裂することで、毛髪が発生します。この毛包幹細 胞の働きが悪くなることで、休止期から成長期へのサイクルがストップして しまい、毛周期の異常が発生します。 当クリニックでは、臍帯血由来の幹細胞を頭皮に直接注入し、毛包幹 細胞を活性化させることにより、「毛周期」を正常に戻し発毛を促しま す。幹細胞を注入することで、毛根の周囲に存在する「前駆細胞」が 活性化します。この細胞から作られる成長因子が、休眠している毛 包幹細胞に作用し、活性化することによって休止期から成長期へ 移行スイッチが切り替わり、発毛を促します。
細胞上清による発毛治療
幹細胞注射9日後
幹細胞注射14日後
幹細胞注射 22日後
幹細胞注射28日後
幹細胞注射60日後
発毛に有効な五つの成長因子

KGF(毛母細胞成長因子): 角蛋白細胞発毛因子

効果:毛嚢の発毛環境を整える
機能:発毛に必要な成分の分泌を補助

bFGF:塩基性線維芽細胞増殖因子

効果:血液を通して十分な栄養素を送る
機能:血管に作用し、血流促進

HGF-1:肝細胞増殖因子

効果:毛包の休止期を成長期に導く
機能:毛髪強化因子の発見を促す

IGF(インシュリン様成長因子)

効果:毛母細胞の分裂を促進
機能:細胞成長と発育を促す

EGF:血管内皮成長因子

効果:血液を通して十分な栄養素を送る
機能:血管に作用し、血流促進

脂肪由来の幹細胞培養液について
脂肪幹細胞を培養する際に生成される液体で、多くの成長因子やその他の細胞因子を含んでいます。これらの物質は細胞の成長、分化、活性化に重要な役割を果たします。

成長因子は細胞の成長と分化に重要なタンパク質の一種です。幹細胞培養液中に存在するこれらの成長因子は、細胞を刺激して毛髪の成長に必要な活動を促進し、細胞の増殖と分裂を助けます。
この培養液中の成長因子やその他の細胞因子は、細胞を活性化させる過程で重要な役割を果たし、その結果、他の培養液よりも顕著な効果が得られるとされています。
肌再生療法について
幹細胞培養上清液には、幹細胞が分泌する様々な生理活性機能を持つ細胞因子が含まれています。これらの因子はペプチド鎖に属しており、ペプチドはアミノ酸から構成されています。アミノ酸は私たちの体の構成要素の一部であり、それゆえ過敏反応を心配する必要はあまりありません。
そのため、これらの因子の様々な領域での応用が注目されています。
肌の悩みを解消
幹細胞培養上清液を皮膚に注入することで、基底膜内の「表皮幹細胞」が活性化され、表皮細胞が生成されます。
真皮層の「真皮幹細胞」は線維芽細胞に成熟し、その後、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生成し、皮膚組織を形成します。

この働きにより、代謝サイクルが短縮され、肌が若々しさを取り戻すことが期待されます。
治療方法
①洗顔後、治療部位(目元、おでこ、口元など)に麻酔クリームを塗ります。
②30分後、水光注射により幹細胞培養上清を直接皮膚に注入します。治療時間は約10分です。
③翌日からお化粧が可能です。
治療方法
● 皮膚細胞自体の生成、若返り
● 弾力性
●輝きや潤いのある美肌効果

また、遺伝性過敏性皮膚炎などの皮膚疾患の治療効果も期待できます。

治療の流れ

STEP
01
血液検査(採血)/脂肪採取
腹部で数ミリを切開し、少量の細胞を採取します。局部麻酔を行うので、ほとんど痛みを感じません。
STEP
02
幹細胞培養
病院委託の細胞培養センターで幹細胞を培養します。
STEP
03
[第1回]幹細胞の注入
5週間後、1回目の幹細胞注入
STEP
04
[第2回]幹細胞の注入
1-2ヶ月後、2回目の幹細胞注入
STEP
05
[第3回]幹細胞の注入
3ヶ月後、3回目の幹細胞注入
STEP
06
[第4回]幹細胞の注入
6ヶ月後、4回目の幹細胞注入
STEP
07
予後検査
最終回の幹細胞注入後から数えて6ヶ月後に予後検査